インブリード |
親子、兄弟姉妹との極近親、異母兄弟などの近親交配による方法です。
良い遺伝子を濃くしますが、同時に悪い因子も強くする事になります。
血が濃くなるためと不受胎や体質が弱い個体が産まれる事があります。 |
ラインブリード |
インブリードより少し血縁が遠い祖父母、親戚との交配による方法です。
両方の持つ優秀な遺伝形質が子供に伝わりやすく、近親交配から生まれてくる問題も避けやすいといった利点があります。 |
アウトブリード |
同一品種内で血統が異なる個体同士を交配する方法です。
雑種強勢の効果が期待できますが、産まれて来る子犬がどのような子になるのか予測する事ができません。
濃くなりすぎた血を薄めるために用いられることが多いです。 |
ブリードには上のように、いくつかの種類があります。
それぞれに長所短所ありますが、まず初めに知ってほしいことは、現在の犬種のほとんどが、ここ数百年の間に人の手により作られたということです。ダックスの胴が長いのも、ブルドッグの顔が潰れているのも、人が意図的にブリードを行ってきた結果なのです。
ブリーダーは、このようにして作られた種の正しいDNAの継承を行い、その種の保護育成に寄与する責務があります。その際、必要となるのは系統を正確に把握することであり、DNA情報をもとにした科学的ブリードという概念が必要になります。
ブリーディングを行う際に、互いがどのような血縁関係にあるのか正確にわからないと、素性のわからない血が混じることにより、その犬種の個性が失われる可能性もありますし、また、後でもふれますが、遺伝病の因子を別の血統に入れてしまう可能性もあります。今まで来た方向もわからず、どちらへ向かうかも風次第、遺伝病という嵐を避けもせず意識もしない。そのようなことでは広い海で遭難してしまいます。
DNA証明書は、親から子へと受け継がれるDNAを解析することで、系統を科学的に証明することができます。そのため、家系が今までたどってきた道筋、これから進むべき方向を正確に指し示すことができるのです。つまり、DNA証明書はブリードという海原に必要な、正確な‘海図’なのです。
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