■2005年7月25日 常陽新聞 「この人」
8月につくばで設立総会
「NPO法人 日本ブリーダー協会」初代理事長 富澤 勝
人間と犬とは三、四万年前から友だち関係として付き合いが始まった。猫とは三、四千年前だから歴史ははるかに古い。
「牛や馬などのような主従的な結びつきではなく、犬は人間に自然と近寄ってきた」と話し、「猫は独立した隣人関係で、犬とはまったく関係が異なる」という。
協会設立の趣旨は、犬のブリーダー(繁殖者)に研修や講座、会報誌などを通じ、犬の遺伝子や遺伝に関する知識・情報を提供△研修を修了した参加者には資格を与えるほか、遺伝子による個体識別、遺伝病や奇形の防止を図る△迷子犬などの不幸な犬を減少させ、活動を通して動物愛護精神の拡大と適正なブリード及び飼育を推進するーなど。
「西洋諸国から比較すると、日本は百年遅れている。英国は動物虐待防止法が百以上もあり、その中でも犬関係が七割を占めている」と、設立に至った背景と意義を力強く語る。
日本も三年前に動物愛護法が成立して、虐待には罰金などが科せられるが、諸外国のようにうまく機能しているといえないのが現状。
「英国は、愛護協会の担当職員に査察権が認められ行使でき、法律的に保護されている」
元農林水産省家畜衛生試験場科長で獣医学博士だが、犬研究家としても有名。理想的な犬の飼育法などの著書も多く、愛犬家として知られる作家の中野好夫の著作でもしばしば引用される。
犬を飼う時のワンポイントアドバイスは、「自分の性格に似た犬で流行に追われない。犬についての勉強も必要。もっとも大切なことは、終生責任を持って飼うということ」ときっぱり。人と犬の友だち関係を築きながら、共生できる社会構築を目指している。
日本ブリーダー協会は http://www.jb-assn.com/